ターボレンジャー

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音楽について

 ターボレンジャーの音楽は、吉田明彦氏が担当した。吉田氏にとってはこれがデビュー作である。
 CDの最初に入っている「オーバーチュア」という曲は、本編では事件発生時などにかかっていたお馴染みの曲などだが、これのみミュージックナンバーが付いていない。実はこれは、作曲家選定時に、吉田氏がデモテープとして作曲したものなのである。この曲が作品のイメージに合っていたために、吉田氏が音楽を任されることとなったのだ。
 印象に残る曲は多いが、特に人間ドラマでかかる曲の出来は素晴らしく、後半の流れ暴魔編を見事に盛り上げていた。また筆者が個人的に印象に残っているのは、サブタイトル,プラズマシュート使用時,次回予告,そして劇場版や第30話,最終話でのラストシーンでかかった音楽である。

 吉田氏はこの作品の後、ファイブマンやジュウレンジャーなどの音楽を担当した。いずれも、全体的になんとなく暖かみの漂う音楽となっており、筆者の好きな作曲家の一人である。

 歌は、OP「高速戦隊ターボレンジャー」ED「ジグザグ青春ロード」をはじめとして全11曲のうち6曲を、炎力役の佐藤健太が歌っている。いずれのも若さあふれる爽やかな感じの曲である。また、「妖精物語」は、名曲と評判高い。

 CDは、本放送時に音楽集とヒット曲集,スーパーアクションサウンド(効果音や台詞等が含まれている)が発売された。主題歌シングルはこの作品までレコードとなっている(ファイブマンからCDに)。後年、戦隊シリーズのCDが一斉発売され、ターボレンジャーについても、1996年に以前のCDでは未収録だった曲も含めた完全版のミュージックコレクションが、翌年コンプリートソングコレクションが発売されたが、既に廃盤となってしまっている。


名乗り

 有名な話だが、ターボレンジャーには、5人がそれぞれ順番に名乗る、ロングバージョンの名乗りというのは存在しない。スピーディーな戦闘シーンを目指したので、名乗りも素早いものとなったのである。
 第3話においてのみ、5人が順番に変身して簡単なポーズを決める場面があるが、それ以外は、5人が一列に並び、順番に振り返っていき(このページの一番上の画像)「高速戦隊」とレッドが叫び、ターボマシンが疾走するカットが挿入された次の瞬間には、5人がやぐらを組んでいて(最初のページの画像)「ターボレンジャー!」と叫ぶ。動きの連続性,合理性よりも見た目と素早さとを追求したのであろう。


後の戦隊への影響

 個人的には、ターボレンジャーの要素は、後の戦隊にかなりの影響を与えた、というか元ネタとなっていると思う。ファンタジー、車、高校生の3要素が、それぞれより深められる形で、後の戦隊のソースとなっていったのだ。

 まず、ファンタジー要素。ファンタジー要素は、ジュウレンジャーから度々見られるようになる。巨大ロボットも、メカでなく生物として扱われるようになった。特にギンガマンでは、字こそ違えども「星獣」が登場したり、敵が封印から蘇った者だったりと強く共通点が見られた。

 また、自動車という要素では、何といってもカーレンジャー。さらにその要素を強くして、全マシンや敵などあらゆる所に車ネタが入っていた。最初の5体合体ロボはRV車、2台目の5体合体ロボは働く車の合体であった。敵は宇宙の暴走族。ギャグ路線を取りいれた戦隊シリーズの異色作である。

 そして、高校生戦士では、メガレンジャーがある。もっとも、ターボレンジャーに比べて、ずいぶん子供っぽくなったなぁという印象があった。こっちの方が実際の高校生には近かったのかもしれないが。学生としての面を強調した話が多かったが、その為いまいち話のスケールが小さくなってしまっていた。

 あと目に付く物としては、ゴーゴーファイブの必殺技「ビッグVバスター」。レーザービームを上空に集めてエネルギー球を作り当てるという技に、プラズマシュートを思い出した。


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