ターボレンジャーの音楽は、吉田明彦氏が担当した。吉田氏にとってはこれがデビュー作である。
吉田氏はこの作品の後、ファイブマンやジュウレンジャーなどの音楽を担当した。いずれも、全体的になんとなく暖かみの漂う音楽となっており、筆者の好きな作曲家の一人である。
歌は、OP「高速戦隊ターボレンジャー」ED「ジグザグ青春ロード」をはじめとして全11曲のうち6曲を、炎力役の佐藤健太が歌っている。いずれのも若さあふれる爽やかな感じの曲である。また、「妖精物語」は、名曲と評判高い。
CDは、本放送時に音楽集とヒット曲集,スーパーアクションサウンド(効果音や台詞等が含まれている)が発売された。主題歌シングルはこの作品までレコードとなっている(ファイブマンからCDに)。後年、戦隊シリーズのCDが一斉発売され、ターボレンジャーについても、1996年に以前のCDでは未収録だった曲も含めた完全版のミュージックコレクションが、翌年コンプリートソングコレクションが発売されたが、既に廃盤となってしまっている。
有名な話だが、ターボレンジャーには、5人がそれぞれ順番に名乗る、ロングバージョンの名乗りというのは存在しない。スピーディーな戦闘シーンを目指したので、名乗りも素早いものとなったのである。
個人的には、ターボレンジャーの要素は、後の戦隊にかなりの影響を与えた、というか元ネタとなっていると思う。ファンタジー、車、高校生の3要素が、それぞれより深められる形で、後の戦隊のソースとなっていったのだ。
まず、ファンタジー要素。ファンタジー要素は、ジュウレンジャーから度々見られるようになる。巨大ロボットも、メカでなく生物として扱われるようになった。特にギンガマンでは、字こそ違えども「星獣」が登場したり、敵が封印から蘇った者だったりと強く共通点が見られた。
また、自動車という要素では、何といってもカーレンジャー。さらにその要素を強くして、全マシンや敵などあらゆる所に車ネタが入っていた。最初の5体合体ロボはRV車、2台目の5体合体ロボは働く車の合体であった。敵は宇宙の暴走族。ギャグ路線を取りいれた戦隊シリーズの異色作である。
そして、高校生戦士では、メガレンジャーがある。もっとも、ターボレンジャーに比べて、ずいぶん子供っぽくなったなぁという印象があった。こっちの方が実際の高校生には近かったのかもしれないが。学生としての面を強調した話が多かったが、その為いまいち話のスケールが小さくなってしまっていた。
あと目に付く物としては、ゴーゴーファイブの必殺技「ビッグVバスター」。レーザービームを上空に集めてエネルギー球を作り当てるという技に、プラズマシュートを思い出した。
