私は断言する。戦隊シリーズの中で、サンバルカンの名乗りが最もカッコ良い。
初期はなかなかスタイルが定まらなかった。また、数回、BGMが主題歌でなく挿入歌だった事があったが、それだとどうも気分が乗らない事をスタッフもわかったのか、第2クール以降は名乗りの時は必ず主題歌インストとなった。
各人個々のポーズは中盤で変更された。バルパンサーのものは、その場でバック転をするので、単純に見えてもそう簡単に真似は出来ない。
音楽は、特撮やアニメの音楽作成でおなじみの渡辺宙明氏によって作曲された。
歌は全14曲作られた。主題歌は「太陽戦隊サンバルカン」、エンディングテーマは「若さはプラズマ」である。両方とも串田アキラ氏が歌う。第34話からエンデイングテーマは「1たす2たすサンバルカン」に変わった。この新EDと、同時に作られたカップリング曲「戦う仲間サンバルカン」は、シリーズ終盤の劇中でインストゥルメンタルなどが多用された。
シャークには「海が呼んでいる」、パンサーには「君はパンサー」という個人テーマ曲があったが、イーグルにはなぜかそれに相当するものは当初無かった。だが、飛羽に交代したまさにその瞬間から、「夢の翼を」がイーグルのテーマ曲となった。
レコードは本放送当時に主題歌をはじめ数枚のEPが、またヒット曲集とスーパーアクションサウンドのLPが発売された。音楽集を発売する計画もあったが中止されてしまったらしい。長き時を経て、1996年にミュージックコレクションとコンプリートソングコレクションのCDが発売された。古い作品のため音源が分散しており、未収録曲もまだあるようだが、大半の曲は聞く事が出来るようになった。現在では早くも廃盤になってしまったが、あ〜る盤で入手可能である。
音楽について語るには、主題歌のインストゥルメンタルに関する件を抜きには出来ない。
サンバルカンで最も印象深い曲の一つとして挙げられるのは、毎回の名乗り〜戦闘シーンのバックにかかる、主題歌のインストゥルメンタルバージョンである。
だが、前述のように音源が分散してしまっていたために、ミュージックコレクションCDの発売(製造)には間に合わなかった。
後年、「戦隊シリーズバトルミュージックコレクション2」が発売された。ここにおける最大の注目は、主題歌のインストがついに発見され収録されるという事であった。しかし、いざ聴いてみると、全然違う、メロオケバージョンでしかなかった。
これについて公式には何の説明も無く、さらに後年、戦隊シリーズのロボットソングを集めた「合体魂」というCDに、ボーナストラックとしてやっと主題歌インストが収録された。しかしこれも、総時間の都合上、ちょっと短縮されたバージョンだったのである。
この件に付いては、どうも腑に落ちないし、実際聴く時も、何枚ものCDに分散していては聴きにくい(オリジナル編集という手もあるが)。もう一度、完全版の音楽集を作成して欲しいと願うのである。
動物をモチーフとした戦隊はサンバルカンが初めてである。以降、動物モチーフの戦隊がしばしば登場する。中でも、「獣の力」を明確に前面に出しているものを順に挙げてみよう。
動物モチーフであってもなくても、かつては、戦隊のリーダーであるレッドは、飛行メカに乗るというのが通例になっていた。これもまたコスモバルカンからの流れであろうが、だが近年は、飛行メカよりもむしろ、ギンガレッドのギンガレオンやガオレッドのガオライオンなど、‘最も大きいレーダー格のもの’をレッドが操るケースが増えていた。しかし最新のハリケンジャーでは、再びレッドは飛行メカのハリケンホークを操る。
二代目イーグルの「新飛羽返し」は、第29話のバラモンガー戦で赤バラ仮面を破るために編み出したとしている書籍が多数見られ通説になっている。しかし、実際に見てみればわかるが、この回ではただ敵の技を見切って飛羽返しをワンテンポ遅らせて放っただけで、実際に新飛羽返しになったのは第45話からである(その理由は一切説明されないが、イナズマギンガー対策であろう)。
